一節切(ひとよぎり)

一節切(ひとよぎり)という笛をご存知でしょうか?




室町時代から江戸時代にかけて上流階級の嗜みとして演奏された笛です。

しかし、それ故に町人文化に根付かず衰退してしまいました。
また、音階の広い尺八の普及にも原因があったそうです。

詳しくは以下のサイトを御覧ください。

葛山幻海さんという尺八の修理・販売などをおこなっている方のHPです。
一夜切の歴史などが丁寧に解説されています。



『尺八修理工房幻海』←「一節切」についての説明



さて、私も全く知らなかった一節切。

先日、通っている陶芸教室の先生から突然紹介されました。

うちの先生がこう切り出すときは何か裏があります。
とても長い付き合いなので、よくわかりますw


歴史や形状の話を聞いた後、一節切の作成作業に入りました。

作陶はその日おやすみしましたw

以下、作成手順です。




1、竹筒を細工する①




竹筒は先生が用意してくれました。

竹筒にドリルで穴をあけます。
穴の間隔は適当ではいけません。

音を出すためにはきちんとした間隔で穴を開ける必要があります。


穴をあけた後は穴の周辺をやすりで整えます。



2、竹筒を細工する②



そのままでは吹きにくいので口元を加工します。

下の写真のようにナイフで削ります。

DSC_0201.JPG

※笛に巻き付いているものは経木です。

写真を撮り忘れてしまい時系列がずれてしまいました。
次章にて詳しくは説明します。



3、経木を巻いて本体を強化




笛は湿度の影響を受けやすいです。
また、ちょっとしたことでヒビが入ったりします。

そのため、笛を補強する必要があります。

濡らした経木をボンドで巻きつけます。

乾くと経木がキュッと締まって、しっかり笛に巻き付きます。

DSC_0198.JPG



4、笛に塗料を塗る




笛に塗料を塗ります。

笛をコーティングして強度を上げます。
もちろん見た目もあります。

教室ではカシュー塗料を使いました。

溶剤でうすめたものを笛の内と外それぞれに塗ります。

DSC_0222.JPG


塗り終わったら乾かします。

乾いた後、また内と外を塗ります。


この作業を繰り返していきます。

私は4回ほどこの作業を繰り返しました。



5、完成




完全に乾いたら完成です。

DSC_0779.JPG


少し穴がずれてしまったのが気がかりです。

見た目は結構気に入っています。
若干テカリ気味ですが、そのうち落ち着くのではないでしょうか?

先生の悪巧みに乗ってよかったですw




その後・・・


あれから練習しているのですが、なかなか音を出すのが難しいです。

やはり少し穴がずれているから、音が安定しないのかなー。

高い音が不安定な気がします。



最後に・・・


私の作成過程を書いていきました。

実は先生が「一節切の作り方」をYoutubeにあげています。

以下に載せておきました。




最初から載せておけと言わないでくださいねw



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